電気防食工法

流電陽極方式詳細

港湾鋼構造物の電気防食は、昭和40年頃までは、ほとんど外部電源方式で行われていましたが、高性能のアルミニウム合金陽極が開発されてからは、維持管理が容易な流電陽極方式が主流となっています。

流電陽極方式は、海水中および海底土中部にある鋼材(鋼管杭・鋼矢板など)よりも卑(マイナス側)な電位を持つ陽極(アルミニウム合金や亜鉛合金)を鋼材に接続し、異種金属間に生じる電位差、それによって流れる電流により鋼材を防食する方式です。なお、陽極は時間の経過と共に消耗します。

海水中における金属および合金の自然電位列

海水中における金属および合金の自然電位列

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防食・補修工法研究会