会長挨拶
防食・補修工法研究会は、1988年(昭和63年)12月の創設以来、一貫して、港湾及び漁港の鋼構造物に対する調査診断および防食・補修技術に関わる最先端の研究・開発を推進してまいりました。
その研究結果は、「実務ハンドブック等の技術資料の刊行」、「Q&A 資料集」、「工法紹介集」などの刊行図書や、各所での技術紹介・ウェブサイトを通じた質疑対応等の形で関係先の皆様に広くご紹介し、防食・補修工法の普及・発展に寄与して参りました。
特に、沿岸技術研究センターの「港湾鋼構造物の防食・補修マニュアル」については、共同研究として各版の改訂作業に従事し、各構成会社の最新の知見や技術を豊富に取り入れたマニュアル作りを心がけており、港湾鋼構造物の品質や性能の一層の向上への一助になればと強く願っております。
当会では今後も、港湾及び漁港の鋼構造物の新設から調査診断・改修に至るまで、広く・深く技術研鑽を積み、関係者の皆様と一緒に歩んで参りますので、引き続きご支援のほどお願い致します。
防食・補修工法研究会
会長 下司 弘之