無機被覆・補強工法

耐食性金属被覆工法

耐食性金属被覆工法は、海洋環境で優れた耐食性を示す金属を鋼材の表面に取り付けて防食する工法です。超長期の耐久性が期待されます。

1. 耐海水性ステンレス鋼被覆工法

Cr、Mo、Nなどの耐食性元素の添加量を増やすことで、一般のステンレス鋼(SUS304系、SUS316系)よりも飛躍的に耐食性を向上させた耐海水性ステンレス鋼(SUS312Lと同等以上の耐食性)による被覆工法です。
※Cr:クロム、Mo:モリブデン、N:チッ素

耐海水性ステンレス鋼被覆工法
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耐海水性ステンレス鋼被覆工法
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海上空港桟橋部のジャケットレグへの適用事例

2. チタンクラッド鋼被覆工法

熱間圧延法や圧着法などにより鋼材にチタン材料を面接合させたチタンクラッド鋼による被覆工法です。一般的な自然環境において、チタンはほぼ完全な耐食性を示す金属であり、孔食、すきま腐食、応力腐食割れなどの腐食が発生しにくいのが特長です。

チタンクラッド鋼被覆工法
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チタンクラッド鋼被覆工法
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鋼製橋脚への適用事例


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